「物件王は社外の直属上司」二人三脚で乗り越えた、不動産事業立ち上げとその先
公開日:2025/10/30 株式会社WOODYYLIFE(ひだまりほーむグループ)
岐阜県
Webサイト: https://woodylife.jp/
事業内容: 新築,リノベーション
従業員数: 15名
部長 城ヶ野 拓也様
不動産事業の立ち上げは、まさに「手探り」の連続。
そんな中で、物件王のサポートを最大限に活用し、事業を軌道に乗せた成功事例をご紹介します。
今回は、株式会社WOODYY LIFEの城ヶ野さんと、物件王カスタマーサクセス(以下、CS)の梅本に、立ち上げ当時の苦労や物件王のサポート体制、そして今後の展望について語っていただきました。
物件王に加盟して不動産事業を立ち上げる際、特に大変だったことや印象に残っている思い出があれば教えてください。
城ヶ野さん:立ち上げ期は「全てが大変だった」の一言に尽きます。
何をするにも手探りで、店舗のオープン日も決まっており、それまでに準備すべきことが山積していました。
私自身も営業として学ぶべきことが多く、どのツールをどう使うべきか、何から手をつければ良いのかも分からず、常に試行錯誤の連続でしたね。
目の前のタスクを一つずつ着実にこなしていく、そんな日々だったと記憶しています。
CSの方で、当時の記憶や思い出はありますか?
梅本:私はその頃、実店舗で働いていたので、WOODYY LIFEの事務サポートさんに来てもらっていたのを覚えています。
「こんな風に使うんですよ」と、直接お伝えしながら横並びになって、一緒に物件登録の作業を進めていましたね。
CSの視点から見て、立ち上げは順調でしたか?
梅本:当時は非常に慌ただしかったので、あまり細かいことは覚えていません。
ただ、事務サポートの方が本当に真面目で実直な方なので、私が伝えたことを、そのまま忠実に実行してくださいました。
そのおかげで、立ち上げが滞るということはなく、事務サポートさんの真摯な姿勢が大きかったのだと思います。
準備期間はどれくらいでしたか?覚えていますか?
城ヶ野さん:正確な期間は覚えていませんが、会社が「やっていこう」と決めたのが7月頃で、お盆休みを挟んで本格的に動き出したので、おそらく2ヶ月程度だったと思います。
とにかく慌ただしい準備期間でした。
物件王のCSのサポートはどのように感じられましたか?
城ヶ野さん:疑問点があればすぐにレスポンスをいただけたので、その場で問題を解決できました。
今も変わりませんが、分からないことをそのままにせず、タイムリーにやり取りできたのは非常にありがたかったです。電話での問い合わせも同様に迅速に対応いただけました。
また、実店舗での研修をお願いし、土日などの時間を使って学ばせてもらったことも感謝しています。自ら足を運びたいという意欲があったので、受け入れてもらえたのは大きかったです。
メンバーの分担や連携についてはいかがでしたか?城ヶ野さんは営業として顧客対応にあたっていたのでしょうか?
城ヶ野さん:当時は二人体制で準備作業を進めたり、物件登録をしたりしていました。
今では物件登録は相当早くなったと思いますが、その頃は「どうやるんだっけ?」と試行錯誤しながら作業していましたね。
現在はすべてスタッフに任せています。
オープン後、営業と事務サポートの業務領域は明確に分担できていましたか?
城ヶ野さん:はい、スタート時から明確に分担できていました。
物件王さんのフロー通りに、営業が物件チェックから新規問い合わせ、資料取り寄せ、写真撮影まで、一連の業務をすべて行っています。
私自身、今は営業として一人で動くことが多く、打ち合わせや決済で事務所にいない時間が増えました。
事務サポートは2名で、彼女たちに任せて業務を進めてもらっています。
新規物件の情報はチャットで共有してもらい、すべて目を通し「このお客さんにこれを送って欲しい」と指示を出す形です。
情報の共有を徹底しているので、事務所から離れていても物件情報は比較的把握できている方だと思います。
WOODYY LIFEではリノベーション部門と不動産部門があり、ひだまりホームでは新築を取り扱っていますが、部署間の連携は当時と今で変化はありましたか?
城ヶ野さん:当初は建築が主導で始まった会社が不動産事業を始めるのと、不動産が主体で建築が始まる会社とは違う、という感覚がありました。
今だから言えますが、当時は私たちの要望が通りにくかったり、新築の仕事が優先されるような雰囲気があったりしましたね。
例えば、不動産で商談中のお客様がいても、新築のお客様の土地探しが割り込んで入ってくるようなこともありました。
しかし、今は物件王さんのおかげで、双方の立ち位置が対等になり、Win-Winの関係になってきたと感じています。
私が区画に行けない時には向こうが行ってくれたり、向こうが調査できない近隣情報を私が調査したりと、一つの案件に対して部署間で協力し合えるようになりました。
部署間の関係は格段に良くなったと実感しています。
具体的にどのような支援があったのですか?
城ヶ野さん:物件王のスーパーバイザー(以下、SV)の方に、一度店舗へ来てもらい、工務店と不動産の立ち位置について話をしていただいたんです。
そこから劇的に状況が変わった気がします。
SVの方が「こういう想いでやっていこう」という具体的な方針を整理して全体で共有してくださったことで、意識統一が図れました。
2時間ほどの会議だったと思いますが、新築部門のメンバーも全員参加し、それぞれの想いがある中で生じていた認識のズレが解消されたように感じます。
CSやSVに、感情も含めて様々なことを共有されていたのですね。
城ヶ野さん:皆さんこんな感じじゃないんでしょうか?他の加盟店さんが分からないので何とも言えませんが…。
梅本:良い意味で率直に質問してくれて、分からないことは分からない、どうしたらいいかを伝えてくれるので、私たちも何とかしてあげたいという気持ちが自然と湧いてきます。
それが良い関係に繋がっているのだと思います。
私たちをフル活用してもらうほうが、より成功への近道になる感覚はあります。
城ヶ野さん:レスポンスが早かったのが一番大きいです。すぐに返事がもらえると、「また相談しよう」という気持ちになりますよね。1日や2日も返事が空いてしまうと、聞きたいことも忘れてしまいますし、特に最初の段階では困ってしまいます。
本当に助けていただきました。
現在、不動産営業は城ヶ野さんお一人で、事務サポートの方がいらっしゃる状況かと思いますが、これから組織化していくというお話もありますよね。採用活動には関わっていく予定ですか?
城ヶ野さん:「応急処置的に人を増やしたい」という話は出ていますが、他の部署の人手が足りていないため、そちらが優先されている側面はあります。
とはいえ、私一人でできることには限界がありますし、ありがたいことに地域でも名前が浸透し、会員登録数も安定してきたので、社長とは「人を増やして組織を大きくし、店舗展開をしながら、提供できるサービスをより多くの人に届けたい」という思いを共有しています。
新卒採用を始めるとなれば、私も全面的に関わっていくことになると思います。
どのようなスキルや人物像を求めますか?もちろん色々あると思いますが、「ここだけは外せない」という点はありますか?
城ヶ野さん:「マメな人」ですね。連絡を忘れない人、LINEを溜めない人、レスポンスが早い人。
私にとって、それが営業としての素質で最も重視したい部分です。私自身も、これまでそういった「マメさ」で事業を続けてきたようなものですから。
建築営業に求めるスキルと不動産営業に求める「マメさ」は異なりますか?
城ヶ野さん:通ずる点はあると思いますが、より不動産業の方が「マメさ」が求められると思います。
先ほどの話にも通じますが、「今聞きたい話」に対応できるかが重要です。例えば、現地を見て今すぐ電話で確認したい、といった時にすぐに対応できる営業担当かどうか。そこで1件契約が取れるかどうかも変わってくると思っています。
究極的には、フットワークの軽さですね。「行きますよ」と言えるかどうか。「ちょうど近くにいるので行きますね」といった対応ができるかです。
たとえ難しい状況でも、「電話で対応させていただきます。私もその現地を見たことがありますので」と話せるかどうかが重要です。
物件の景色すら忘れている状態なのか、リアルタイムで情報提供できるのかは大きな違いです。
不動産営業においては、「マメさ」がより重要視されます。
物件王のサポートの中で、「これは特にありがたかった」というものはありますか?
城ヶ野さん:営業面で言えば、物件王の研究会やランキングを出してもらえたことが、営業の視点から見て非常に大きかったです。
最近では、梅本さんに事務サポートの業務改善を手伝ってもらいました。
7年、8年と続けてきた業務は、当たり前になりすぎていて改善点が見えにくくなっていて、「もっと早く、もっと効率的にできることがあるはずだ」と思いつつも、なかなか手が出せずにいたところをサポートしてもらえたんです。
おかげで、時間集計をしたところ半年間でパートさんの業務時間を単純計算で50時間ほど削減できました。
これは1ヶ月あたり約9時間分も浮いた計算になり、私からお願いできる業務も増えました。
丸1日分の時間が空いたような感覚で、非常に助かりましたし、サポートの2人もとても喜んでいました。
こういった業務改善のサポートは、パッケージ化すれば他の加盟店さんにも喜ばれるのではないでしょうか。
具体的にどのような支援を提供したのですか?
梅本:まずは現在の業務内容をすべて洗い出していただきました。その上で、WOODY LIFEさんの進め方をしっかりとヒアリングし、どこが改善できるかを細かく、実際に画面を見ながら検討しました。
改善策を提案し、「これでやっていきましょう」という形で進捗報告をしながら進め、だいたい月1回を3ヶ月間繰り返し、3回で改善が図れるようにしました。
何かを大きく変えたというよりは、少しの工夫や、知らなかったことを新たに知れたことが多かったように思います。
御社にとって、私たち物件王はどのような存在ですか?
城ヶ野さん:社外相談役というか、社外の直属の上司や先輩のような存在です。
何が分からないのかも分からないような状況で、その「分からないこと」を紐解いてもらい、手取り足取り教えてもらえているような感覚が今でもあります。
困った時に頼るといえば物件王、そんな立ち位置で今も使わせてもらっていますし、8年経ってもその感覚は変わっていませんね。今でも分からないことは出てきますし、その都度相談しています。
法改正や契約書のチェックなど、間違っていたら全責任が自分に来るという緊張感の中で、確認してもらえるのは本当に助かります。事務サポートの業務も、まさかこれほど手厚くやってもらえるとは思っていませんでした。立地の関係もありますが、オンラインで少しサポートしてもらえれば十分だと思っていたので、現地まで来てもらえるとは夢にも思いませんでした。
加盟店の味方として、私たちの立場に立ってサポートしてくださっていると強く感じています。
物件王に対して、今後期待することはありますか?
城ヶ野さん:物件王の考え方が広まっていくことは素晴らしいことだと感じています。
みんなで情報を出し合える世の中になり、お客様が営業担当者や会社のサービス、おもてなしで会社を選ぶ、そういった社会になれば、もっと満足度の高い業界になるのではないかと考えています。
物件王のやり方を実践している身としては、ライバルというよりもその考え方が広まっていくことがとても嬉しいですね。もっと加盟店を増やしていただきたいです(笑)。
最後に、御社の今後の不動産事業というところも含め、会社全体で何か展開を考えていらっしゃいますか?
城ヶ野さん:不動産をきっかけに新しい事業を始めようというプロジェクトがいくつか進行しています。
たとえば、相続関係の話や、木造高層賃貸、戸建て賃貸なども含めて、不動産事業を主体に回しつつ、建築部門と連携しながら、新たな収益ポイントを不動産業で作り出していくことに着手し始めたところです。
8年間仲介事業である程度基盤ができた今、不動産はもっと多様な分野に関われると感じています。
不動産の知識や経験を活かして、次のステップに進んでいきたいです。
その一つが相続や賃貸であり、これらをオリジナルな形で展開していくことを今後5年くらいの目標としています。
「物件王は社外の直属の上司であり、先輩のような存在」。
物件王はシステム提供だけでなく、二人三脚で加盟店を支えるパートナーです。
8年という長きにわたり、困ったときに頼れる存在として物件王を「フル活用」し、事業を拡大してきたWOODYY LIFE様。
今後も、不動産を起点とした新たな事業展開に挑み、地域社会への貢献を目指していく城ヶ野さんの挑戦は続きます。
物件王は、これからも加盟店の皆様と共に、住宅業界の未来を切り拓いていきます!
担当者からのコメント
今や「ウッディライフ不動産の城ヶ野さん」と聞けば、
歴の長い加盟店様であれば誰もがご存知なのではないか——そう思うほどの認知度を誇るお方です。
その背景には、不動産事業の立ち上げ当初から「何が何でも事業を軌道に乗せる」という強い覚悟がありました。
あらゆる手段を尽くし、特に「物件王」をフルに活用してくださったことが、現在のご活躍につながっています。
また、どんな局面でも決して逃げず、真摯に向き合う姿勢は、
「城ヶ野さんを支えたい」と自然に思わせるものがあり、サポートスタッフの皆さまの協力体制も圧巻です。
本当に素晴らしいチームメンバーが揃っています。
不動産事業の立ち上げからともに歩んできたウッディライフ不動産チームの皆さまと、
これからも不動産業界を共に盛り上げ、さらなる成長を目指して、末永くパートナーとしてお付き合いできれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
カスタマーサクセス 梅本